YAKATSU
旧野外活動センター
再生検討プロジェクト逗子海岸から徒歩5分。桜山の蘆花記念公園内に「旧野外活動センター」はあります。
ここは、昔市民なら誰でも500円で宿泊することができた施設で、「野外活動センター」という名前から「ヤカツ」と呼ばれ市民に親しまれていました。
しかし、その後役割を終えてからは、約10年間も空き家のまま。好立地のこの施設をこのままにしておくのはもったいないという意見や、空き家が近隣にあって不安だという意見を多くの人が発していました。こうした状況を受けて、2014年に「少し手を入れればまだ十分に使うことができる。ここを再生し、多くのクリエイターたちが集う場にしたい」と、NPO逗子文化の会が逗子市に市民協働事業（保留中）の枠組みで提案を行っています。
現在、地域住民の方と今後の再生の在り方について意見交換会を重ねながら、市と市民の協働で検討を進めています。
逗子で 創る 働く 暮らす
逗子の魅力。それはやはり自然との距離感ではないでしょうか。
街をぐるりと囲む山々は四季折々の表情を見せ、逗子海岸は市民の憩いの場所となっています。
そしてもうひとつ挙げるとすれば、街や人との距離感ではないでしょうか。街の端から端まで歩け、良い意味で地域の人同士の近い距離感。
元々ものづくりの作家や写真家などのクリエイター達が多く住んでいた理由も、この自然や人との程よい距離感にあるのかもしれません。
YAKATSUがある蘆花記念公園は、逗子海岸と同じく市民の憩いの場所のひとつです。桜の時期になると大勢の人々で賑わいますが、その期間以外はとても落ち着いた公園で、子育て活動の場やゆったりと過ごすのに適した場所です。
＼ YAKATSU DIY精神 ／
あなたはこの場所で、何をする？
What would you do with this place?
1．自分たちで かんがえる
RENOVATION!
YAKATSUの最大の魅力は、各居住スペースが改装可能なこと。
住み方によっては、壁を漆喰に塗り替えたり、畳ではなく板張りに変えてみたり、キッチンシンクを業務用のものに変えたり、とその自由度の高さを考えただけでもワクワクしませんか？みんなで考え、作り上げていくことができます。
2．自分たちで つくりだす
SELF BUILDING!
ここは現在逗子市が所有しているものですが、再生のためには基本的に資金も資材もすべて自分たちで調達する必要があります。
もちろん大変な面はあると思いますが、市と運営する側と使いたい側と地域が一体となって場をつくることができます。
3．自分たちで すすめてく
DO IT OURSELVES !
自分たちで考え、作り、すすめていく。こうした市民のDIYによる公共施設再生の形は、今後の都市再生の新しいモデルとして注目されるものだと考えています。
これから動き始めようとしているYAKATSUですが、実はまだアイディア段階で具体的な内容は決まっていません。地域の方や、蘆花記念公園を利用してらっしゃる方と対話を重ねて検討していきます。
Gallery - Spec
◆ 21の住居(そのうちの11の住居は2K約35㎡)
◆ 3部屋はふすまでつながっている自由のきく間取り
◆ 集会室、会議室、食堂、厨房、共用浴室 有り
◆ キッチン、バス、トイレ付き
◆ 自由な発想で改装可
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