こんにちわ!旧野外活動センターの活用を考える連続ワークショップの第3回がいいお天気の中開催されました。
今回は前回のトーク中心のワークショップと打って変わって、実際にここでものづくりを楽しんでみよう!という内容でした。子供も大人も真剣にものづくりに没頭・・・。。。
滑り込みでキーカバーを作らせてもらった内田がレポートします!レザークラフト、楽しかったです♪
ワークショップ「くるみの豆皿づくり」の様子
【概要】
- 日時:2016/2/27(日) 11:00〜16:30
- 内容とタイムスケジュール
- くるみの豆皿づくり(11:00〜14:45)
by 相談家具屋ウッドワークセンター - こども粘土造形
色とりどりの輝く海の世界を作ろう(11:00~12:30)
自然素材を使ってオリジナルの鳥の巣を作ろう(13:30〜15:00)
by アトリエマンタ - キーカバーづくり(13:15~14:45)
by KULUSKA - <特別講演>「ものづくりの未来の姿と地域拠点としての工房の可能性」
講師:田中浩也氏(ファブラボジャパン)
15:00〜16:30
- くるみの豆皿づくり(11:00〜14:45)
- ワークショップ参加1講座1人 / 1000円
特別講演 / 無料 - ワークショップ参加者約30名、特別講演参加者約25名、スタッフ6名、講師5名、コーディネーター1名
- 主催:関東学院大学
- 協力:逗子文化の会、逗子クリエイターズ、相談家具屋ウッドワークセンター、アトリエマンタ、KULUSKA
102号室:くるみの豆皿づくり
くるみの木材を彫刻刀で削ります
ものづくりワークショップは家族寮の一部屋ずつを割り振って開催しました。くるみの豆皿づくりは102号室です。講師は東逗子の相談家具屋ウッドワークセンターから鈴木さんです。
午前から午後の通しで時間をかけて相談家具屋ウッドワークセンターさんがじっくり教えてくれます。丸か四角の好きな方の木材を選び、削ったりやすったりしてお皿を仕上げていきました。
主催の関東学院大学 日高氏も参加、楽しそうです
しばらく作業をしていると、みんな黙々と会話が無くなり、部屋の中はカリカリ、シャッシャ、コリコリ・・・くるみの木が削れていく音だけになりました。なんだか心が落ち着く時間でした。
202号室:こども粘土造形教室
鳥の巣作りの様子、みんな真剣です
階段を上がって左側の部屋ではこどもが集まり粘土と海や山でとれた自然の素材を使った海の世界・鳥の巣づくり。逗子で子供向け造形教室を開かれているアトリエマンタの岩崎さんが教えてくれます。
わいわいと自由に素材を組み合わせ、個性とイマジネーションが広がる海の世界が出来上がり。ビーチコーミングで拾ってきた貝殻を土台につけることで海っぽさが増しますね。
カラフルな海の世界ができました
鳥の巣づくりはヤカツの周りで拾った小枝が大活躍。可愛い鳥さんのお家ができました。
203号室:レザーキーカバーづくり
みんなの注目の的、ちょっと緊張気味だったかな? 写真左がKULUSKA 藤本氏
2階右側のお部屋では北鎌倉に自宅兼工房を持つKULUSKAの藤本さんからキーカバーづくりを教わりました。ひとつは自分用に、もうひとつは大切な人へ、と2種類のパターンで作ります。なんとなく敷居が高いと思っていたレザークラフトですが、やってみると簡単に立派なものが作れるものなのですね。
藤本さんから、動物から皮を加工するやり方やブランド品のバッグには最高級の皮が優先的に流通するようになっていて・・・なんていう裏話を聞きながらのアットホームなワークショップになりました。
<特別講演>
ものづくりの未来の姿と地域拠点としての工房の可能性
最後は会議室に集まり、ファブラボジャパン発起人でありファブラボ鎌倉を立ち上げた田中浩也氏にご講演をいただきました。
日本各地のファブラボの特色や利用のされ方の違いについて、また世界のファブラボの事情について、興味深いお話を聞くことができました。特に、インドの村民200人の村にあるファブラボで犬撃退装置やソーラークッカーを作っているという生活とものづくりが密着したあり方には発展が進んで忘れてしまっていた創意工夫して生きることに気づかされました。
また、今日の様子を視察に来てくれていた市長から、率直なヤカツの現状と課題についてお話しいただきました。建物の老朽化や資金面での課題はあるものの、市長が市民の自由にできるように、と考えてくださっていることに感激しました。
そんなこんなで、だいぶ時間が押してしまいましたが、最後に「Making, Living, Sharing (つくること いきること わかちあうこと)」というJens Dyvikさんが世界中のファブラボを旅したことで得たことをまとめた映画をみんなで鑑賞しました。
今回ワークショップを実施してくれたKULUSKAさんも出演しています。これからのものづくりが変わっていくという非常に興味深い内容でした。
建物正面は日当たりぽかぽかでした!
今回は前回と違ってたくさんの子供たちが集まり、ワークショップの時間以外にも前庭で走り回ったり、兄貴分のスタッフと追いかけっこをしたりと楽しんでいて、微笑ましい雰囲気でした。
参加者の中からはそんな光景を前にして、これからも子供たちも一緒に楽しめる施設にしていきたいねという声が上がりました。
それではこの辺で。次回は3月12日、<第4回「空き家の問題を解決する方法」を考える>です。
直接お申込みフォームはこちら!「旧野外活動センターの活用を考える」連続ワークショップ 申込サイト